2015年5月24日日曜日

東海岸


ここ2週間ほどは東海岸で演奏しています。マサチューセッツ、ロードアイランド、メイン州でやって、今日はニューハンプシャーへ。

今ちょうど卒業式の季節で、ボストンでも卒業式の姿を見ました。バークリーを卒業したのもこの季節だったなあと懐かしかったです。


メイン州ダマリスコッタという海の近くの町。


行く場所行く場所で人の感じが違うのも面白いです。今回はポートランドのテレビ番組207に出て演奏しました。



収録後アンカーのロブとキャロライン、二人共ナイスでした。




メイン州のリンカーンシアター。

1800年代に建てられたシアターで、響きはいいですが、こういうところは響き過ぎるときもあり、それも難しい所です。

2015年5月16日土曜日

イリノイ






ウィスコンシンからイリノイへ。今回はウィスコンシンのマディソンからシカゴまでバスで移動しました。そこからイリノイで5カ所。

最初の2カ所はシカゴの郊外でのコンサート。この辺りは人口が多いのもあって車の数も多いです。2日目のライブを終えて帰る途中韓国料理の店が目に入り思わず飛び込みました。久しく食べていなかったアルチゲを堪能。移動ばかりだったのでたっぷり食べて復活しました。


3日目はイリノイをずっと西へ移動し、アイオワ州との境に近いケンブリッジという町へ。イリノイとアイオワはミシシッピ川で分けられています。河へは行けませんでしたが、かつで南部ブルースマン達がミシシッピ川に沿って北上しシカゴに行き着いたと思うとものすごい距離だと感心します。シカゴに移った南部の彼らがエレクトリックギターに持ち替え発展させたのがシカゴブルース。それを聴いて育ったローリングストーンズやレッドツェッペリンがロックを作ったのいうのが流れ。おもしろいもんです。


イリノイを西へ行くとひたすらコーン畑が広がり山のない広大な大地です。ものすごく晴天だったかと思うと急に雲行きがあやしくなり雷雨が通り過ぎていきました。その後はまた晴れてきれいな夕暮れでした。コンサートに来てくれた人達はなんとなくレイドバックしてシャイな感じがしました。基本的にカウボーイの文化なので(音楽でいえばカントリー)自分のような音楽を聴くのは初めてだと言っていました。



時間が止まったかのようなケンブリッジのダウンタウン。

次は東へ、ミシガン湖沿いのエバンストンという町へ。一日目はここの音楽学校でマスタークラス。いろんな楽器の生徒がいたので主にブルース、ジャズをやりました。この日泊めてもらったのはこの学校で教えている先生のティム。彼自身シカゴ出身のブルース系のベーシストで、シカゴのブルースシーンについてもいろいろと語ってくれました。ここ最近シカゴブルースをよく聴いていたので、彼から興味深い話をいろいろと聴けて楽しかったです。





ミシガン湖


このツアーの最後は同じくエバンストンでのコンサート。元々3年程前にニュージャージーのバス停でたまたま出会ったシカゴ在住の日本人の西野さんが日本人の友人を連れて駆けつけてくれました。ツアーの最後に日本の方に出会えて嬉しかったです。ツアーの最後に暖かい雰囲気の中演奏ができてよかったです。


2015年5月7日木曜日

ウィスコンシン


初のウィスコンシン。マディソンを拠点にまずチペアフォールズという町でのコンサート。ずっと昔学校だったという古いホールでの演奏。音響が良いのは嬉しいものの良過ぎて天然のリバーブがかかり過ぎていて逆にチャレンジングでした。


  確かに言われてみれば学校らしい面影が。


 Chippewa Falls

終わってから来てくれた若者3人組がご飯に誘ってくれたので地元のダイナーへ。楽しい時間でした。


翌日は更に北へ。北へ行くと徐々に針葉樹林が増えてきて美しい森と湖が多かったです。演奏したのはスリーレイクスという町。こじんまりとした町でしたが、来てくれたお客さんも非常に熱く、こちらも気合いが入りました。








湖畔のコテージに宿泊させてもらい、朝早く起きてボートで湖へ。長らく感じてなかった感覚が湖面の風から伝わってきて思わず深く息を吸い込みました。リフレッシュできました。

残す所このツアーはあイリノイ州で4つコンサートです。アメリカをひたすら走って、弾いてやってきてだいぶと分かってきたアメリカ、アメリカ人。そして分からない、理解できないアメリカもあります。でも、アメリカのルーツ音楽はいいもんですね。あとアメリカ人はギターが好きだなあと思います。アメリカの音楽の発展から来てるものかもしれません。今回もラジオでブルース、フォーク、ジャズといろいろ聴きながらやっています。


2015年5月2日土曜日

オハイオ/ペンシルバニア



初めてのオハイオ。今回は五大湖エリー湖の近くのクリーブランド郊外。演奏したのはここのギターショップSkyline Music。楽器屋にもかかわらずコンサートも定期的にやっているということでステージもちゃんとあって良い雰囲気。来てくれた人達はギターをやっている人が多かったです。



翌日はペンシルバニア州に入り、午後はピッツバーグでのコンサート。ダウンタウンの真ん中のカーネギーライブラリー。ピッツバーグは結構大きな町でなかなか良い町でした。古い建物が多いエリアで散策したら楽しそうでしたが、その後夜もう一つコンサートがあったためすぐに出発しました。

ピッツバーグでの演奏の様子


夜のコンサートは、のどかな風景を走ること1時間半ほど。新緑のまぶしい気持ちの良いドライブで、着いたのはコンフルーエンスという町。コンフルーエンスは、交わる所という意味で3つの河が町の中で合流していました。演奏したのはコンフルーエンスアートセンター。元々教会だったところを今はコンサートなどのイベントに使っているということで音響もばっちり。一人でライブをやっていると本当にいろんな現場の要素が良くも悪くも自分に影響することがあって、今回はお客さんからの温かさがこちらに伝わってくるコンサートでした。
演奏したConfluence Arts Center