2021年1月31日日曜日

新しい動画

 新しいギターの動画をYouTubeにアップしました。

指先の細かい動きが見えるようにとにかくクローズアップでというコンセプトでオリジナル曲を演奏しています。右手の動きが分からないので説明してほしいというリクエストもよく受けていましたので、今回の動画を作りました。同じ曲でナイロン弦、スティール弦と両方でやっていますので違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。

チャンネル登録もよろしくお願いします。

塚本浩哉 YouTubeチャンネル


ナイロン弦



スティール弦




2021年1月2日土曜日

あけましておめでとうございます

         


2021年になりました。世界中を覆っているコロナで本当にいろんなことが変わってきました。まだこの状態は続きそうでみなさん気をつけていきましょう。それと同時にアメリカにいると、社会の軋轢も以前よりも顕著になりいろんなところに起こっています。なかなか難しいかもしれませんが、少しでも共感の意識を持てるような私たちになることが出来れば少しずつ平和な世界になるかもしれません。

自分自身はツアーはまだない状態ですが、その間ライブストリーミングコンサート、レッスン、今まであまり出来ていなかった練習、曲作りなどをやってきました。これまでは毎週出かけ各地でライブをやる生活でしたが、去年は一気に家族と過ごす時間が本当に増えました。


そしてオンラインのコンテンツを少しずつ増やしました。以下ぜひチェックしてみてください。

YouTubeチャンネル:新しい曲の演奏動画、ギター紹介などをアップしました。ぜひチャンネル登録もよろしくお願いします。

ウェブサイト:デザイン、コンテンツを更新しました。

Bandcamp:  最新アルバム「Window to the World」とソロギターのアルバム「Solo」をデジタルで購入することができます。

また、日々のニュース、出来事などはfacebookinstagramでシェアしています。


メディアを追っていると滅入りそうになる情報も多く、何が本当なのかわからなくなるので、そういうことともバランスを取りつつ、以前から変わらないものは変わらないので日々の些細なことも大切にして暮らしていきましょう。

今年もよろしくお願いします。

塚本浩哉












2020年10月13日火曜日

アルバムレビュー


 

アメリカのギター雑誌、Acoustic Guitar Magazineがアルバム「Window to the World」について素晴らしいレビューを書いてくれましたので日本語に訳しました。自分が昔からずっと購読してきた本というのもあり嬉しいです。


Album Review: Hiroya Tsukamoto "Window to the World"

「マーティンを用いての素晴らしいフィンガーピッキングとループペダルの融合」

塚本浩哉は類まれな才能で、日本生まれののフィンガーピッカー、作曲家、そして2018年国際フィンガースタイルギターチャンピオンシップでも2位を獲得したバークリー音楽大学の卒業生だ。京都を離れてから18年後の現在、ニューヨークを拠点に活動している彼は、ほぼ毎週末、マーティンOM-42とループペダルのセットだけでアメリカ各地でソロで演奏している。

「Window to the World」は、2019年にメイン州ブランズウィックでレコーディングされたもので、レコーディングスタジオでのライブという形で、数多くの彼のパフォーマンスの1つを捉えたものと言えるだろう。マーティンはサクサクと聞こえ、スペースの響きは暖かく親密で、フィンガーピッキングは繊細で美しい。沖縄の「安里屋ゆんた」とスコットランドの「Water is Wide」の2つのフォークソングは、スタッカートと叙情的な部分を織り交ぜ、正確で情熱的だ。ソロとループの重なりのコントラストも素晴らしく、彼の声の心地よい息吹とギター演奏のバランスも申し分ない。残りの曲は、豊かなアルペジオと即興演奏で満たされた旅行記のようだ。峡谷、海岸線、山々の印象派の風景であり、彼が訪れた場所と出会った人々の穏やかな思い出を思い起こさせる。

アルバムで最も長い曲である11分間の広大な「Storytelling」では、塚本はテネシー州の丘で仏教の僧侶との予期せぬ出会いを共有し、日本語と英語の両方で物語を語り、歌う。 「私は東から西へと旅をし続けてきた」まるで詩人芭蕉が静かにうなずくように、旅と発見の中で塚本は歌う。 「私は自分自身を見つけるために、自分の道を見つけるために旅をしてきた。」

2020年8月4日火曜日

ギター動画

ここ最近2つ新しいギターの動画をアップしました。

ネット上には数え切れないギターの動画が出回っていますが、楽器屋さん、メーカーのものは多々あるものの、もう一つ良い試奏のものがなく、また正直なレビューもそこまでないと思い、それなら自分がプレーヤーとしての経験から、個人的な考えを試奏動画と共に、みなさんにお伝えできればと思い作りました。 

紹介する1本目は、マーティンのOM-42というギターです。座った際のフィット感の心地良さがなかなか他のギターでは味わえないサイズのギターです。

  



 

2本目は、元々カナダのメーカー、ラリビーのLV10というギター。美しいフォルムにまず目がいきますが、豊かな低音が弾く側に伝わってくるギターです。


2020年7月11日土曜日

京都新聞


 早いものでもう7月です。まだまだ外出するのに注意を要するニューヨークです。京都新聞に記事を書きました。今思っていることを、ということでアメリカの状況と個人的に感じていることを書きました。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/304418





2020年4月18日土曜日

Acoustic Parents

この一ヶ月コロナの影響で世界が違ったものに変わりました。答えは出ませんが「一体これは何なんやろう?」と自問し続けています。

自分が最後にライブをやったのはバーモント州で3月14日でした。その1週間ほど前からアメリカのコロナの流行でおそらくこのライブが最後のライブになるだろうという覚悟で挑みました。熱いお客さんの声援に囲まれていいエネルギーをもらったそのコンサートも今は夢のように思えてきます。

それからニューヨークでは感染がどんどん進み外出禁止が出され家にずっといる暮らしが始まりました。ライブを何年も続けて来た自分にとってライブ突然なくなるというのは今までなかったことですが、家で出来ることをやりながら過ごす日々が続いています。


     
左から、自分、谷岡かおり(作曲)、津川久里子(ベース)、阿部大輔(ギター)



その間、一つ新しいプロジェクトが始まりました。実際にはこの1月の末にレコーディングしたものですが、少し形になりましたのでシェアしたいと思います。このプロジェクトAcoustic Parents(アコースティックペアレンツ)は、4人によるもので、ボストンで20年くらい前に出会った仲間たちとの新しいグループです。その名の通り、2組のペアレンツ(両親)からなるもので、自分と妻、そして友達夫婦の編成で、特にここ数年はまるで家族のように接してきました。


各々が様々な異なった現場で、長くアメリカでの活動を続け、いろいろと経験していく中で音楽、考え方なども共感できる所が多くなりました。そして今年のはじめに何か新しいことが一緒に出来たらということで意気投合し、曲を準備しブルックリンでレコーディングしました。

まずはその中の1曲のビデオが出来ましたのでシェアします。自分の曲でGoing to Durangoいう曲です。この曲は阿部大輔くんとのギターデュオで録音しました。いつもはソロで演奏しているこの曲ですが、今回は二人で演奏し、ナイロン弦とスティール弦の混じりあいがいい感じで仕上がりました。

これからも他に自分のYouTubeチャンネルから動画を配信していけたらと思っています。よかったらチャンネル登録お願いします。




世界中が陥っているこのコロナの状況がいつまで続くか分からなくそれぞれが自分の空間の中で日々を過ごしている中で、いろんなことに直面していると思います。自分のいる環境も、家族と過ごす人、一人の人と様々でしょう。そんな中自分の音楽がわずかでもみんなの助けになればと思います。





2019年12月31日火曜日

2019年の終わりに

2019年が終わろうとしています。今年のライブは全て終わり今週は演奏がないので、久しぶりにブログを書いています。

2019年も前年に引き続き、一人でいろんな場所で、いろんな人の中で演奏をしました。特に最近はテクノロジーが進み、人々がコンピューター、携帯の画面を見て毎日生活する中で、また自分もその波に飲み込まれそうになりつつも、ただそれはやはり不自然に思える自分もいて、せめて自分に出来るのはライブをすることだと思い、またライブならではの生の音、音の振動は他に代替の利かない部分もあるのではと思い、今の人達にそのライブならではの良さを少しでも感じてもらえればと信じてやってきました。

様々な場所に行き、色んな人を見て思うことは、みんなそれぞれ違う、でもみんな結局よく似たものということです。

1月から12月まででそれぞれ思い出に残っていることを振り返ってみました。


1月:
年の始めの寒い時期にニューヨーク州北部のフィンガーレイクスと言われる、更に寒さの厳しい地方へ。どこも凍りついていて春まで溶けることのないであろう氷と雪に覆われていましたが、そんな中熱心なオーディエンスが足を運んでくれ暖かいライブに。来月も一年振りにまたこのエリアに戻ることになりました。




2月:
寒い北部からしばし逃れフロリダへ。アメリカ人が寒い時期にフロリダに行くのがよくわかりました。このツアーでは同じ州でも良い印象の町、そうでもない町両方混じったツアーでした。こういう波止場があれば歩きたくなるのはみんな同じでしょうか。海を見てみんな何を思い出して考えるのでしょうか。




3月:
アメリカの中でも時が止まっているような場所も多く、このテネシー州リバティーもそんな町のひとつ。ナッシュビルからそこまで遠くない場所ですが、少し内陸に入るとこのような静まりかえっている場所があります。そんな所に着くとまず車をとめて歩きます。歩くことで車窓からは見えなかった人々の暮らしが垣間見れる気がします。ここで演奏する場所は、かつての線路の枕木を壁に使った空間で、音の響きが最高でした。





4月: 
ミシガン州でギターメーカーのBryan Galloup(写真右)が自分のライブを企画してくれました。Bryanは最先端の技術を導入しながらアコースティックギターを長年製作している人で、ライブの翌日工場を見せてもらいその研究の深さに驚きました。また彼はミシガンにてギター職人を育てるギター製作スクールを経営もしていて、その中から育った素晴らしい若手製作家、Tylor Robbins(写真左)のギターも弾かせてもらいました。



5月:
アメリカ西海岸のオレゴン州へ。オレゴンの太平洋岸はなんとも霞んでいて少し暗い感じで独特の雰囲気があります。湿気ているため植生も面白く深い緑が永遠と広がるように思える海岸線が続いていました。




6月:
メイン州のレコーディングスタジオにオーディエンスを招き、レコーディングしました。いつものレコーディングのようにマイクを立てて設定しましたが、その向こう側にお客さんがいるという今までやったことのない形の録音でしたが、やり直しがきかないというチャレンジングな反面、ライブならではの臨場感が形になったのではと思います。それが今年最後にリリースした、新しいアルバム、Window to the Worldです。




7月:
ノースキャロライナ州西部のアッシュビルの近くのミュージックキャンプ、Swannanoa Gatheringで初めてインストラクターとしてギターウィークで教えた経験は、この夏の最も思い出深い経験でした。音楽漬けの毎日で、毎日顔を合わせる生徒さんとも、また素晴らしいユニークな他のギターの先生とも交流でき自分自身が色々と逆に学んだ6日間でした。教える側としてどういうことができるか、これからどういう風に教えるか、またパフォーマーとして改善すべきとところはどういう箇所か、など考えさせてくれるきっかけを作ってくれました。





8月:
特に好きなコロラド州ですが、この写真のRed Stoneという町の近くの雰囲気、山、川の形状、思い出すだけでも戻りたくなります。川のすぐそばのステージで、静かな曲は川の音でやるのが難しい部分もありましたが、なんとも気持ちのいい場所でした。川の下流には天然の温泉があります。




9月:
去年に引き続き、この季節にカンザスへ戻りました。去年準優勝した、インターナショナルフィンガースタイルギターチャンピオンシップに再び挑みましたが、今年は4位止まりで残念でした。ライブとは違う緊張感で良い経験になりました。またこの近くに引っ越してきた友人を訪れることができたのも貴重な時間でした。ここもまた自分が育った日本の環境と真反対の広大な大地が広がる景色で、車を走らせながら色んな事に思いが巡りました。




10月:
ジョージア州のサバンナで初めてのライブをしました。アメリカで最も古い港町で当時の雰囲気が残され異国にいる感覚になります。演奏した教会もこの保存地域にあり、古く美しい建物で演奏にもぐっと集中することができました。また戻りたい町のひとつです。




11月:
カリフォルニア州南部のツアーの合間に、オクスナードという町に今は工場を構えるLarrivee Guitarsを訪れました。着くと創始者のJean Larrivee本人が出迎えてくれ2時間ほど時間を取ってくれ、ギターのことを熱く語りながら製作の過程を順に案内して見せてくれました。去年からライブで使っているギターでこういう風に作られているのかと分かり納得がいきました。今年は色んなビルダーが作った、様々なギターを弾く機会があり自分自身ギターの勉強になりましたし、これからも楽器のことを学びたいと思います。




12月:
自分の最も好きなライブ会場のひとつ、フロリダ州はペンサコーラという町のラジオ局が主催しているコンサートシリーズ、Radio Live。この町の歴史保存建物を会場として用いており、非常に雰囲気の良い上に、お客さんが半円形に座る設定で演奏していてとても気持ちの良いライブです。今回3回目ですが、また戻るのが今から楽しみです。




2019年最後に完成した5年ぶりのニューアルバム、Window to the World。今の自分のやっていることをそのまま形に出来たらという思いで作りました。