2015年4月24日金曜日

Live in NYC

先週は久しぶりのニューヨーク市内でのライブ。2度目の出演のロックウッドミュージックホール。この店はStage1, 2, 3と3つあり、自分たちの演奏した3はアコースティック中心のなかなか雰囲気の良い空間です。

久しぶりのパーカッショニスト武石さんとの共演。この日のために書いた曲もなんとか間に合い演奏しました。最後は地下鉄の中で仕上げ。これから構成などはもう一度考え直したほうがよさそうですが、新曲を演奏するのはちょっと新鮮でした。


幼馴染みの直子ちゃんも駆けつけてくれてこの写真を送ってくれました。


終わってから、武石さんと近所のギタリストのしゅう君と3人で上のバーで音楽のことをいろいろと話しました。音楽に対してもいろんな見方があると思いました。ここ最近ずっとツアーも一人で終わっても一人でホテルに戻るだけという生活が多かったので、こうしてニューヨークでライブをして仲間と過ごすのはとても良い時間でした。

カリフォルニアのラジオで久しぶりに聴いたドンヘンリーの「End of the Innocence」。イーグルスが終わりその後ソロになって発表したこの曲。素晴らしい。アメリカのベイビーブーマー世代の直面した戦争、家族を歌っています。

歌詞も深いです。



2015年4月20日月曜日

西海岸2


向こうに見えるのはフッド山。オレゴンは素晴らしい眺めでした。


カリフォルニアでのライブを終えて次は一つ北の州オレゴンへ。サンフランシスコからオレゴンのポートランドへ。移動したこの日は演奏がなかったのですが、ポートランドギターソサエティーの集まりがあるというのでギターを持って行ってきました。たくさんのアコースティックギタリスト、ギターファンが集まっていて結局2曲弾かせてもらい楽しい時間をすごしました。この辺りはギターが盛んと聞いていましたが本当でした。

翌日はポートランドから南へおりたレイクオズウェゴへ。非常にきれいな町でした。翌日はそこから東へ入りフッドリバーという町へ。雨も多く緑が本当に豊かでここで2日間泊めてもらいました。この辺りは戦前から日本人移民が多く住んでいたということで今でもこの辺りは日系で農園をやっている人がいるということで日本人の名字を見かけました。ここまで当時よく来たなあと思います。ここでは100年の歴史を誇るここの図書館での演奏。雰囲気がいいとやはりやりやすいです。


梨の畑の広がるオレゴンの景色



翌日は泊めてもらった近くにイギリス人のミュージシャンがいるというので出会ってきました。そしてせっかくだからということで地元のミュージシャンも誘ってくれて夜はセッションに。久しぶりのセッションで楽しかったです。

次はぐっと南へ下りてベンドという山間の町へ。きれいで緑に囲まれたところで、アメリカ各地からここに移住して来る人が多いというのも納得できました。途中ネイティブアメリカンの居住区を通り、その地元の食堂で一息。アジア人のような顔をしたネイティブの人を見ると親近感がわきます。

ベンドに着くと良い感じのポスターが貼ってありました。


翌日は朝また出発し、山脈を越えてポートランド方面へ。途中は背の高いレッドウッドが茂る森をひたすら走り、途中は標高が高いため結構吹雪いていました。この日は土曜日だったので、まず昼のコンサートをやってから終わってすぐ今度は太平洋沿いの町リンカーンシティーへ。大西洋はよく見ていますが、太平洋が見れてよかったです。用意してくれていたホテルは部屋から海を望める最高のロケーションでしたが、着いてすぐライブで翌日も暗いうちに次の町へ出発したのでゆっくりできなかったのが残念です。

ほとんどいれませんでしたが泊まった部屋は最高に気持ちのいい環境でした。


翌日はオレゴン州のもう一つ上のワシントン州へ。日曜で朝の教会のサービスでまずゲストミュージシャンとして弾いてきました。そして教会のみなさんと食事を共にし、午後はコンサート。さすがにちょっと眠かったですがなんとか乗り切りました。自分自身信仰深くはないですが、教会の中にいるとみんないろんな問題、悩みなどを抱えてやってきてここに来ていろんな人と関わり助け合っていてこういうことでたくさんの人が次の一歩を踏み出せる機会になってると思いました。

このツアーの最後はワシントン州の州都オリンピアでのコンサート。ツアーの最後たくさんの人が観に来てくれて盛り上がり嬉しかったです。終わってからホストのパートナーが働いているレコード屋に行きました。こういうレコード屋が今とても少なくなったので思わず昔の癖で漁りました。今回は4枚のCDをゲット。

ツアー最終日。

その後インディアンの人達のやっているシーフードの店に連れていってくれました。穴場ということで海の近くで新鮮が魚介類が最高でした。そしてこの量!ありえない量です。西海岸での約2週間が終わりLA経由でニューヨークに戻りました。






2015年4月7日火曜日

カリフォルニア



カリフォルニアでの4日間のコンサートを終えて、オレゴンに着きました。ニューヨークから来るとこちらの気持ちいい天気が新鮮です。

初日はサンフランシスコの少し南のレッドウッドシティーにて。さすがに東海岸から飛行機に7時間ほど乗ってからの演奏だったのでちょっと変な感じでした。その日はライブ終わってバタンと寝ました。


翌日は北へ向けて走り、ワイナリーが広がる景色を見ながら気持ちのいいドライブ。途中ゴールデンゲートブリッジも通りました。


演奏したのはオキシデンタルという山間の町。もともとイタリア人が住み着いて町を作ったらしくなかなか雰囲気のある所でした。

演奏したOccidental Center for the Arts



演奏したホールは天井も高くかなり音響的に良かったです。緑あふれるこの周辺でもう少しいろいろ見れたらよかったのですが、次のコンサートのため朝早くまた出発。


次はまた南のベイエリアに戻り土曜昼は、フリーモント、そして夜はバークレーでコンサート。この辺りに来たは初めてですが、カリフォルニアらしい独特の雰囲気を場所にも人にも感じました。コンサートで出会ったおじさんはカリフォルニアのことを聞くとしきりに「Freedom, freedom」と言ってました。

翌日はサンフランシスコ湾を渡ったマウンテンビューという町でのコンサート。このコンサートはここに住むアコースティックギタリストDoug Youngが企画してくれて彼とのジョイントライブでした。彼は自分と同じくDADGADチューニングを用いることで知られていて、彼の書いた本で昔練習しました。彼の家に行くと驚いたのは素晴らしいギターの数々。時間があったので順番に説明を受けながら弾かせてもらいました。楽器屋でなくこうしてリラックスしてゆっくりいろんなギターを試せる機会というのはめったにないので貴重でした。そしてよかったらライブでも好きなのを使っていいよと言ってくれたので数曲借りて演奏しました。ライブの最後は二人で2曲やり楽しかったです。



また今回のカリフォルニアでは、たくさんのギター職人にも出会いました。それぞれ自分らしい面白いギターを製作されています。昨日は日本人ビルダーの山本さんもコンサートに来てくれて話ができてよかったです。

Dougのギター。アコギ好きにはたまらないですね。

2015年4月2日木曜日

ギターの弦



日本は桜の季節ですね。こちらは厳しい寒さは過ぎましたが、まだ肌寒いです。今日から西海岸へツアーへ出ます。

少し前にライブ会場になっていたギター屋さんでManganというメーカーの弦紹介してもらい、その弦を使ってライブをやったところ気持ちよく弾けました。そこから話が繋がりこのメーカーのアーティストになりました。

コロラドの山の麓でなかなか気合いを入れて作っているこのManganの弦。弦にもギターにも完璧というのはないと思いますし、楽器との相性みたいなものもあるかと思いますが、今回気に入った弦に出会えて嬉しいです。今回のツアーは新しいこの弦で行ってみたいと思います。

下はこの弦のビデオです。