2018年6月13日水曜日

南部


                            

ジョージア州オーガスタを流れるサヴァンナ川


また南部へ。「アメリカ南部」という響き自体日本にいる高校生くらいの頃から、魅力的でいろんな想像をかき立てる言葉だった。と同時になんとなく暗いイメージも伴っていた。それは好きでよく聴いていたデルタブルース、ソウル、Allman Brothers Bandのようなサザンロックが醸し出す、湿ったダークな雰囲気もあってだろう。

サウスキャロライナ、ジョージア州あたりを走ると、車窓から入ってくる湿気、暑さ、時折見える濁った川からいろんな音楽が聞こえるようだ。

オーガスタでの演奏の翌朝町を流れるサヴァンナ川へ。止まったように見えるがゆっくりと大西洋へ流れている。近くにはジェームスブラウンの銅像が。町で会った人は誇らしく彼のことを話してくれた。一方で中には彼の躍進を良く思っていなかった人もいたようだが。当時の人種の問題を考えると彼がこの南部の町からスターになった過程で様々な複雑なものを通りながら進んできたのだろうと思う。人気のない日曜の朝の目抜通りを歩きながら彼のタイトばグルーヴとハスキーな歌声が聴こえてくる。少し遠くに目をやると、昔奴隷時代から使っていたCotton Mill(綿工場)の建物がいくつも静かに佇んでいた。

2018年4月8日日曜日

Northwest



最近ブログはあまり書けていませんが、相変わらず演奏は続いています。3月の終わりは久しぶりに長いツアーに西海岸へ。Northwestと呼ばれるオレゴン州とワシントン州で演奏してきました。シアターから、ポートランドのお寺、そしてネイティヴアメリカン博物館の隣でのコンサートまでいろいろと色んな人の前で弾きました。

ツアー先で相変わらず色んな人に会い、話を聞くことも多いですが、最近よく思うのが、人の気合の入ったアウトプットが少ない気がすることです。これは自分も含めて思うことですが、ちょっとした表面的なものはみんなたくさん外に発信していると思いますが、その中からディープなものを見つけたり、感じたりすることがあまりません。おそらく自分達は今、そこまで考えてなくても生活できる環境に生きているのでしょう。

音楽を聴いていても、これはすごくクリエイティブだ、すごく伝わってくるというのが少なく、自分自身の音楽もそれを戒めながら向き合っていかないとと思います。ワシントン州の州都オリンピアに、レコード店をやっている友達ジェームスがいます。いつも向こうに行く際には彼の家で僕が好きそうな、でも知らないであろうミュージシャンのレコードを自分で作ったチューブアンプでかけてくれます。その言葉では言い表せられない豊かな音楽を聴いていると、音がストレートに自分の中に入ってきます。アコースティックギターをライブで良い音で伝えるのは容易ではありませんが、自分が彼のレコードプレーヤーとスピーカーのようになり、こういう感じをライブに来た人達に届けることが出来れば理想だなと思いました。

また2カ月にジョージア州で現地在住の日本人の方と知り合い、先月の同州でのライブにもまた奥様と共に遠方まで足を運んで下さいました。日本人が全くいないような場所に来てもらったこともあり、ライブ後話をしていてお茶をすることに。そこから繋がりが出来、今週はライブなしでアトランタを訪れました。とても暖かい時間を過ごすことが出来、自分のこれからの音楽表現に変化が出てくるであろう素晴らしい機会を作ってもらいました。この縁もきっかけに、上述の深いもの、正直なものをミュージシャンとして発信していくことの大切さを実感しながら今日はニューハンプシャーのライブへ向かいます。



2018年3月6日火曜日

ライブストリーミング

もう今年も3月に入りました。ニューヨークの2月は異様に暖かい数日がありましたが、また寒い日が続いています。

今週は数あるライブ会場の中でも自分にとってかなりのお気に入りの(音響と雰囲気)テネシー州はリバティーという場所でのコンサートをライブストリーミングすることになりました。日本時間は、3月10日(土)の午前10時30分からです。

ナッシュビルから東へ1時間ほどに位置する場所で、昔の線路の枕木を会場の壁に用いたとてもいい雰囲気の場所です。お客さんとの距離も近くライブ感の溢れるセットアップで、アメリカ南部のライブの雰囲気を感じてもらえたらと思います。よかったらぜひ見て下さい。下記のリンクに行ってもらい、Pay What You Wantという箇所をクリックし、一応ドネーションというシステムになっていますので、好きな額を入れてもらえれば閲覧することができます。

https://www.concertwindow.com/149623-liberty-arts-live


このビデオは前回このリバティーで演奏した際のものです。