2018年12月12日水曜日

東から西へ


12月最初は、ヴァーモント州とニューヨーク州北部へ。北へ進むに従って雪が深くなってきます。特にニューヨークの北部にはアディロンダック山脈という非常に広大で深い山が広がっていて、このあたりはもう真っ白でした。アコースティックギターの表面の木材としてよく使われるのがこの地方でとれるアディロンダックスプルースという木です。この近隣のハンドメイドギターの製作家は材木屋と繋がりながら地元の木をゲットしているようです。


今週末は打って変わってロサンゼルスへ。約1年ぶりでやはり冬というのにそれを忘れてしまう、からっと暖かい天気。



一年中こんな天気のところに住んでいるとなんとなく、レイドバックするというか、take it easyという感じになるのでしょうか。

演奏は2日間同じシアターでした。いつもは1つライブが終わると翌日違う町へ移動しますが、今回同じ町の同じ場所での演奏ということで、こんなに楽なことはあるのかと思いました。トーランスという町での演奏で、昔から日系移民も多く、このシアターを作ったのもその一人、George Nakanoという人物で、Nakano Theaterという建物でした。

演奏したシアター。



コンサートにも日系の2世、3世の人たちの姿がありました。彼らの話を聞いているとたくましいなあといつも思います。世代を通してそう生きなければならなかったのだと思いますが。シアターの隣には空手の教室があり、日系の先生と子供たちが大きな声を出して稽古をしていました。懐かしい気持ちでしばらく見入っていました。


2018年11月20日火曜日

中西部〜西海岸

 今月はMid Westと呼ばれるアメリカは中西部、そして西海岸を回っていました。

中西部は州でいうとカンザス、ネブラスカ、ミネソタの3州で演奏してきました。この地域はHeartlandとも呼ばれます。初日カンザスに着くと雪と厳寒でまずびっくり。こちら方面には数ヶ月前に来て、真夏のようだったので甘くみていました。


雪から始まった中西部ツアーでしたが、翌日は晴れて気持ちのいい青空が広がりました。

山が全くないと言ってよく、ひたすら平らか、なだらかな丘が続きます。Prairie(プレーリー)という地形です。昔よく開拓者達は馬に乗りこんなだだっ広いどこまでも同じような景色を越えて住み込んだもんだと思います。

アメリカは面積が広く、州によって特徴、人柄も違うとよく言われますし、確かにそれはあると思います。ただ同じ州の中にもいろんな町があり、町によってその雰囲気、人々は様々です。例えばそこに大学があると、学生達の活気が加わります。またいろんな分野の大学の教授らもいるので多様性、文化が生まれます。そして他の国からの移民、難民のグループを受け入れるシステムが町によってあり、例えば南アジアから、アフリカからの人たちが移住して来ると自ずとそこにコミュニティーが出来、アジアンレストランやアフリカの店も出現します。

中西部のイメージは、素朴、保守的と一般には捉えられますが、それでも町によっていろいろだなと今回も思いました。


そして、今週は久しぶりの北カリフォルニアへ。先週からの同州各地の山火事でサンフランシスコに着いた途端空気が白く濁っていました。一つ目のライブは、1時間半ほど北に行った州都のサクラメントでしたが、山火事の煙が日が暮れるに従い濃くなってきてキャンセルになってしまいました。

翌日は早朝出発し煙を抜け出しさらに北へ。昼間はラジオ局の収録へ。演奏とインタビューを収録してきました。


Jefferson Public Radioの現場。


カリフォルニアも北に来ると山が高くなり木の種類が豊かで自分好みです。気候もからっと穏やかで心地のよい秋という感じでした。時折見える川ではフライフィッシングをしている人たちの姿が。

Mt. Shasta。遥か昔からネイティブアメリカンの聖なる山として崇められていた山。
標高は4000mちょっと。

カリフォルニアでも、日本人の人がライブに来てくれました。2世、3世の人たち、そして日本に生まれ渡米して来た人。いろんな人、いろんなことをして暮らしている日本人、日系人が各地にいます。こんなところに日本人がいるんだなあといつも感心します。向こう側からすると、こんなところに日本人のミュージシャンが演奏しに来るとは、とよく言われます。

同州北部から移動し、太平洋側のアルケータという町でライブをやり、最後は南下してサンフランシスコの近くへ。南へ下っていくに従って山火事の煙で空気が白くなってきます。マスクをして歩いている人もいました。



途中で通った大きなレッドウッドの茂る森。

最後のコンサートはサンフランシスコの対岸の丘の上の教会でした。ここは3回目でロケーションがまず非常に気持ち良く教会の表の扉を開けると海が見えます。この日はサウンドシステムを用意してくれていてセットアップして試してみたものの、この古い教会で自然の素晴らしい音響を使わないのはもったいない気がしてきて、お客さんが来る前に機材を切って、しばらく生音で弾いていました。音量的には小さいですが、ずっと弾いていたくなるような気持ち良さでした。これをみんなにも感じてほしいと思い、結局機材を片付けて生音で本番に挑みました。

1888年に建てられた教会、Old Hirary。

自分のように1日ごとに移動している分でも煙が気になりましたが、そこに住んでいる人たちにとってはとても辛いと思います。今週は本当に久しぶりにカリフォルニアに少し雨が降る予報のようです。雨が煙を少しでも沈めてくれることを願います。

2018年10月27日土曜日

ボストン、ヴァージニア、フロリダ

ここ数週間はボストン、ヴァージニア、そして今週末は久しぶりのフロリダへ。

ボストンはUMass(マサチューセッツ大学)で演奏とマスタークラスを担当してきました。学生さんの前で演奏するのはいつもと違いちょっと違和感はありますが、何か感じてもらえたならと思います。マスタークラスでは、作曲のプロセスを実際に実演しながら説明しました。


UMassのリサイタルホール。ええ感じの空間でした。


ヴァージニア州初日は好きな町のシャーロッツビルへ。ここは3度目で、音楽が好きな人、楽器人口も多くライブに来てくれます。翌日はライブのオーガナイザーのPeteが知り合いのギター職人Davidの所へ案内してくれ調整してもらいました。ほんのちょっとの調整で弾きやすさ、出てくる音が変わりました。


Peteも自分のマンドリンを持ってきてDavidに見てもらってました。



その後は南下しリンチバーグへ。この日は大学の関係のお客さんが多く日本からこちらに留学で来ている学生さんも足を運んでくれました。


リンチバーグでのコンサートのセッティング



そして更に南下しフロリダはペンサコーラへ。ラジオ局主催のコンサートシリーズRadio Live。この日は自分を含め3人のパフォーマーが出演。いつも一人が多いので共演者、Chris AlvardoとPete Karpと交流できて良かったです。Chrisは繊細なシンガーソングライターが歌もかなり良いのですがそれに加えてギター職人で自分のギターの他に極めて美しいハンドメイドギターを持ってきていて見せてくれました。

Peteは熟練のブルースギターの人でヴィンテージのNational製のリゾネーターをかき鳴らしてました。上背がありサングラスをかけているので見た目はいかついですが楽屋ではとても優しい人でした。ラジオ局がホテルを手配してくれていて同じホテルだったため翌朝ジムで再会。朝から追い込んではりました。

今回フロリダでは友人のパイロットのショーンと再会、いろいろと連れて行ってくれました。ペンサコーラは軍で有名で軍の飛行機のミュージアム、そしてマングローブの覆い茂る川へジェットスキーへ。その後は彼の友人の別のパイロットが飛行機に乗せてくれいろいろと教えてくれました。


セスナから見るペンサコーラの夕暮れ。

2018年9月18日火曜日

Heartland

先週はアメリカのMid Westと言われる中西部のネブラスカ州とカンザス州へ。この辺りは別名Heartlandとも言われます。とにかく山がなく、ほとんど平面または丘が永遠と続くようです。昔地理の時間にプレーリーという地形を習いましたが、なだらかな台地が広がります。




ネブラスカ州で演奏するのは初めてで、ネブラスカと聞いてもあまりイメージはなく唯一頭に浮かんだのはブルーススプリングスティーンの80年代始めのレコード「Nebraska」。

ネブラスカでのコンサートが終わり空腹だったのでオーガナイザーに地元っぽい料理は?と聞くと、即座に「肉!」という答えが。そして地元の肉料理の店へ案内してもらいました。アメリカでは普通ステーキにはバーベキューソース、ステーキソースをかけることが多いですが、店の人からとにかくソースなしでそのままで食べてみなさい、肉本来の味をと。そして食べてみると最高でした。この美味さは正直参りました。

写真では伝わってきませんが、これがネブラスカの肉。


その後カンザス州へ少し南下。今回はライブの他にギターコンペティション(International Finger Style Championship) へ参加するという目的もありカンザスへ来ました。コンペティションが行なわれたのはWalnut Valley Festivalというアコースティック音楽をやるフェスティバルの一環で、コンテストにもいろんな所から集まって来てました。何人か知り合いのギタリスト達も東海岸から来てて、「お前も来てたんかあー、頑張ろうな」という感じで始まりました。日本からも2人ギタリストが来られていて交流出来て嬉しかったです。二人共関西人でやはり接しやすいです。

結果は準優勝をもらい、素晴らしいラリビーのギターを頂きました。自分はライブの数は相当やってますがコンテストは生まれて初めてでなんか変な違和感と緊張感がありました。まあ出来るだけ普段通りに弾くことを考えやりました(あまりちゃんと弾けませんでしたが)。終わって思ったことは、2位という結果はもらいましたが自分はほんとにまだまだだという事、そして他のギタリスト達も一見綺麗には弾いてますが、なかなか音がこちらへぐっと伝わってきていないということ。課題が見えていい経験になりました。アコースティックギターを鳴らす事は簡単そうに見えてとても難しいです、そしてギターを使っていても結局はギターという楽器を超えて音を伝えることが大事だと再確認しました。

       

コンテスト終了後の一枚。


中央は1位のTravisそして右が3位のBill


こういうアメリカのフェスティバルの醍醐味はやはり真夜中のジャムセッション。現地で知り合った人達とこの日も午前3時頃まで弾き続けました。今回は主にブルーグラスの曲をやりましたがいろいろ学ぶこともありました。素人のおっちゃんでもすごい良い音を出してる人もいました。

こういうキャンプをしながらテントの横で薄暗い中やるセッションは好きで、アメリカらしいなといつも思います。時折入る休憩ではそれぞれが楽器を見せ合います。みんなよく手に入れたなと思うような古いマーティンを持ってました。その日は朝が早くコンテストもあったのでさすがにもう眠さが限界で、3時頃に自分はギブアップ。でも寝ようとしても目をつぶればまだいろんな所からギター、マンドリン、フィドル、バンジョーの音が聞こえてきました。ほんとにみんな音楽が好きなんだなあとそんなことを思いながら寝たような起きているようなそんな夜が明けました。

キャンプサイトでの深夜のジャム。


翌日は夕方コンテストで上位3位に入った人のコンサートが夕方あるだけだったのでそれまでフェスを楽しみました。一番見たかったギタリスト、シンガーのBilly Stringsのセットに自分の演奏が終わって急いで駆けつけました。がーんと伝わってくる音でした。



フェスティバルを後にして次のライブの場所、カンザス州は西のガーデンシティーへ。本当に何もないだだっ広い景色がずっと続いていきます。時折現われる小さな町には必ず大きい塔のようなWind Mill (精麦所)が。人気のない乾いた町も1分ほどで通り過ぎ、またいつものどこまでも続く情景に戻ります。そしてまた同じような町が現われそれの繰り返しです。少し錆びれた無人の機械が黙々と地下のオイルを吸い出しているのが見えます。自分の来た所、育った所からは程遠い景色だなとそんなことを考えながら走りました。

ガーデンシティーのコンサートは地元のパブリックラジオ局が主催しているライブで2年前にやったとき来てくれた人達も戻ってきてくれました。翌日はサライナという町の教会での演奏でした。もう少し時間があればかつてジャズで栄えたカンザスシティーも見てみたかったですが、いつも移動の連続でなかなかです。今月末は東へ戻りまた周ります。また書きます。


2018年9月2日日曜日

日本のライブを終えて

日本の滞在を終え再びアメリカへ。これから一週間コロラド州での演奏だ。

日本では岡山と京都だけのライブだったが二つの店とも馴染みある場所で、店の人達も含め暖かく迎えてもらった。長年アメリカでライブをやってきて、日本で演奏するのは、今では何か不思議だ。ステージ上で落ち着く部分と違和感が交差する、そんな感じ。でも、今回の滞在で演奏し、人と再会し、人の暮らしを見る中で、この人達にもっとぐっと伝わる、伝えていきたい音楽を創作したいという気持ちも強くなった。自分自身の音楽、スタイルを変えるのは簡単ではないが、これからそういう音楽も作りたいと自然に思う。

台風20号を日本滞在の最後の夜体験し、無事に乾ききったニューメキシコ州アルバカーキに今日到着。ギターは日本の湿度から逃げ出して喜んでいると思うが、自分は日本の余韻を残しつつライブに挑みます。

2018年8月17日金曜日

アメリカ南部~日本へ

8月に入ってからアメリカ南部を演奏で回ってきました。ヴァージニアから始まり、アラバマ、ジョージア、サウスキャロライナ、ノースキャロライナ、テネシーの5州をぐるっと回ってきました。

サウスキャロライナの野外コンサート。湿気がすごく受付にはバッジと共に、蚊よけスプレーも渡されます。


自分にとってアメリカ南部は音楽が好きということもあり、何か面白い音楽に出会えるのではといつも期待します。

ツアーの最後はジョージア州アトランタ近辺。そこからニューヨークへ戻らず日本に帰国しました。日本に着いて思ったのが湿気の多さ。でも南部の湿気もなかなかのものだったため割と馴染めました(ギターにはよくありませんが)。


来週はいよいよ日本で2つライブです!

岡山公演:
8月20日(月) cafe&bar 301 
開場:19:00  開演:19:30
料金 adv ¥2,800 / day ¥3,300 (1ドリンク代別途要)
岡山市北区天神町10-16 城下ビル3F)
【予約受付】
・予約フォーム 
http://shiroshita.cafe/reservations/add/405
・メール受付 ticket@shiroshita.cafe
【問合せ】城下公会堂 / TEL 086-234-5260
※電話でのお問合わせは15時以
降でお願いします(火曜定休日)
※指定受信制限をされている場合
は「@shiroshita.cafe」が受信できるよう設定変更をお願いします。



京都公演:
8月22日(水) live spot RAG(ラグ)
開場:6:00pm 開演:7:30pm
〒604-8001 京都市中京区木屋町通三条上ル 京都エンパイヤビル5F
TEL&FAX 
075-255-7273
チケット: ¥2,800(前売り)  ¥3,300円(当日)
コンサートの詳細、前売りチケットはこちら
お店のウェブサイト: https://www.ragnet.co.jp


グレートスモーキー山脈を流れる川

2018年8月6日月曜日

岡山公演

久しぶりに岡山でライブをやることになりました!初めて岡山でのライブで演奏した城下公会堂の3階で再びやります。ぐっと聴き込める感じのいい空間で楽しみです。

日程 2018年8月20日(月)
時間 19:00 / 19:30
料金 adv ¥2,800 / day ¥3,300 (1ドリンク代別途要)
会場 cafe&bar 301 (岡山市北区天神町10-16 城下ビル3F)
【予約受付】
・予約フォーム http://shiroshita.cafe/reservations/add/405
・メール受付 ticket@shiroshita.cafe

【問合せ】城下公会堂 / TEL 086-234-5260
※電話でのお問合わせは15時以降でお願いします(火曜定休日)
※指定受信制限をされている場合は「@shiroshita.cafe」が受信できるよう設定変更をお願いします。

2018年8月2日木曜日

帰国ライブ!

久しぶりに帰国します。今回は関西でライブします。

京都はいつもの昔通いつめたライブハウス、RAG(ラグ)で8月22日やります。関西のみなさんぜひ来てください!


塚本浩哉 京都ライブ
8月22日(水)@ live spot RAG(ラグ)
開場:6:00pm 開演:7:30pm
〒604-8001 京都市中京区木屋町通三条上ル 京都エンパイヤビル5F
TEL&FAX 075-255-7273
チケット: ¥2,800(前売り)  ¥3,300円(当日)
コンサートの詳細、前売りチケットはこちら
お店のウェブサイト: https://www.ragnet.co.jp

2018年7月9日月曜日

ミシガン / Elderly


6月下旬はミシガンへ。




夏のミシガンはとても気持ちがいいです。冬が長く寒さも厳しいので、夏になるとみんな何でも外でやります。

ライブの他に今回は、ランシングにある楽器屋Elderly Instruments を1年ぶりに訪れました。そしてここでギターのワークショップと、ビデオを撮ってもらいました。3本の特徴のとても異なるギターで3曲オリジナルを弾いています。よかったら見てください。

ギター好きにはたまらない環境で、ワークショップが終わり数時間残りいろんなギターを楽しませてもらいました。ここのいいところは、すごいコレクションがあるにもかかわらず店員はかなりレイドバックしていて、勝手に好きな楽器を取って弾いてもいいということです。






今回弾いたギターのうちの数本。








2018年6月13日水曜日

南部


                            

ジョージア州オーガスタを流れるサヴァンナ川


また南部へ。「アメリカ南部」という響き自体日本にいる高校生くらいの頃から、魅力的でいろんな想像をかき立てる言葉だった。と同時になんとなく暗いイメージも伴っていた。それは好きでよく聴いていたデルタブルース、ソウル、Allman Brothers Bandのようなサザンロックが醸し出す、湿ったダークな雰囲気もあってだろう。

サウスキャロライナ、ジョージア州あたりを走ると、車窓から入ってくる湿気、暑さ、時折見える濁った川からいろんな音楽が聞こえるようだ。

オーガスタでの演奏の翌朝町を流れるサヴァンナ川へ。止まったように見えるがゆっくりと大西洋へ流れている。近くにはジェームスブラウンの銅像が。町で会った人は誇らしく彼のことを話してくれた。一方で中には彼の躍進を良く思っていなかった人もいたようだが。当時の人種の問題を考えると彼がこの南部の町からスターになった過程で様々な複雑なものを通りながら進んできたのだろうと思う。人気のない日曜の朝の目抜通りを歩きながら彼のタイトばグルーヴとハスキーな歌声が聴こえてくる。少し遠くに目をやると、昔奴隷時代から使っていたCotton Mill(綿工場)の建物がいくつも静かに佇んでいた。

2018年4月8日日曜日

Northwest



最近ブログはあまり書けていませんが、相変わらず演奏は続いています。3月の終わりは久しぶりに長いツアーに西海岸へ。Northwestと呼ばれるオレゴン州とワシントン州で演奏してきました。シアターから、ポートランドのお寺、そしてネイティヴアメリカン博物館の隣でのコンサートまでいろいろと色んな人の前で弾きました。

ツアー先で相変わらず色んな人に会い、話を聞くことも多いですが、最近よく思うのが、人の気合の入ったアウトプットが少ない気がすることです。これは自分も含めて思うことですが、ちょっとした表面的なものはみんなたくさん外に発信していると思いますが、その中からディープなものを見つけたり、感じたりすることがあまりません。おそらく自分達は今、そこまで考えてなくても生活できる環境に生きているのでしょう。

音楽を聴いていても、これはすごくクリエイティブだ、すごく伝わってくるというのが少なく、自分自身の音楽もそれを戒めながら向き合っていかないとと思います。ワシントン州の州都オリンピアに、レコード店をやっている友達ジェームスがいます。いつも向こうに行く際には彼の家で僕が好きそうな、でも知らないであろうミュージシャンのレコードを自分で作ったチューブアンプでかけてくれます。その言葉では言い表せられない豊かな音楽を聴いていると、音がストレートに自分の中に入ってきます。アコースティックギターをライブで良い音で伝えるのは容易ではありませんが、自分が彼のレコードプレーヤーとスピーカーのようになり、こういう感じをライブに来た人達に届けることが出来れば理想だなと思いました。

また2カ月にジョージア州で現地在住の日本人の方と知り合い、先月の同州でのライブにもまた奥様と共に遠方まで足を運んで下さいました。日本人が全くいないような場所に来てもらったこともあり、ライブ後話をしていてお茶をすることに。そこから繋がりが出来、今週はライブなしでアトランタを訪れました。とても暖かい時間を過ごすことが出来、自分のこれからの音楽表現に変化が出てくるであろう素晴らしい機会を作ってもらいました。この縁もきっかけに、上述の深いもの、正直なものをミュージシャンとして発信していくことの大切さを実感しながら今日はニューハンプシャーのライブへ向かいます。



2018年3月6日火曜日

ライブストリーミング

もう今年も3月に入りました。ニューヨークの2月は異様に暖かい数日がありましたが、また寒い日が続いています。

今週は数あるライブ会場の中でも自分にとってかなりのお気に入りの(音響と雰囲気)テネシー州はリバティーという場所でのコンサートをライブストリーミングすることになりました。日本時間は、3月10日(土)の午前10時30分からです。

ナッシュビルから東へ1時間ほどに位置する場所で、昔の線路の枕木を会場の壁に用いたとてもいい雰囲気の場所です。お客さんとの距離も近くライブ感の溢れるセットアップで、アメリカ南部のライブの雰囲気を感じてもらえたらと思います。よかったらぜひ見て下さい。下記のリンクに行ってもらい、Pay What You Wantという箇所をクリックし、一応ドネーションというシステムになっていますので、好きな額を入れてもらえれば閲覧することができます。

https://www.concertwindow.com/149623-liberty-arts-live


このビデオは前回このリバティーで演奏した際のものです。